

セレブブランドとして、ウエディングドレスをはじめ、ストッキング、ジュエリー、サングラスなど多くのファッションアイテムをクリエイトし、成功をおさめてきた神田うのさん。そんな彼女がデザインする『Scena D'uno』の記念すべきニューヨークコレクションが2006年10月15日に行われました。
「ホワイトドレスの集大成にした」というこのコレクション。2006年6月10日に行われたショーのコンセプト会議から、わずか9日後にはデザイン画をアップさせたという驚きのスピードから、彼女の意気込みが感じ取れるでしょう。パターンを引くだけのデザインではなく、実際にドレスのサンプルに触れ、モデルを前にピンを打ち、リボンの位置や大きさを確認し、ベストなバランスを見つける。そんなオートクチュールのように繊細な作業から創り出される彼女のドレスは、常に豊かな感性と個性が溢れ出しています。
コレクション2ヶ月前の8月10日、京都のクラウディア本社で行われたファーストサンプルチェックでは、始発ののぞみで京都入りし、朝9時から最終の新幹線に飛び乗るまで次々とドレスを着て出てくるモデルを前に、前後、ヘアアクセサリー、ネックレス・イヤリングなどトータルにチェック!端切れでリボンを作ったり、チュールを持ち上げたり…。仕事場での彼女の眼差しは真剣そのもので、テレビで見る印象とはまるで別人。ドレスに対し情熱を傾けているからこそ、ついつい声を荒げてしまうこともあります。この日も、30分の昼食休憩以外は立ちっぱなしで大奮闘でした。
ショー当日、会場となったマンハッタンの老舗ホテル、ウォルドルフ=アストリアには、アメリカ全土から集まったバイヤーも含め約350人ものマスコミや招待客が詰めかける大盛況ぶり。ショー直前のリハーサルでは、モデルの歩き方やポーズを真剣な表情でチェックするうのさんの姿が。「コレクションのテーマは『シーズン・オブ・ラブ』。日本の情緒豊かな四季折々のシーンで、私の作品をニューヨークを含めアメリカ全土の方に見て頂きたい。」とコンセプトを語るうのさんの表情は、自信に満ちあふれ、余裕すら感じられました。ニューヨーク現地時間で10月15日の午後2時過ぎ、トップバッターとしてランウェイに現れ、名だたるコレクションで初のデザイナーとモデルの二役を見事にこなし、プレス席から送られる大きな拍手とフォトグラファー席から放たれるフラッシュを浴びたうのさん。パリに続き、また新境地を開いた瞬間でした。
ショーのメインモデルとして、クエンティン・タランティーノ監督の映画『KILL BILL』出演でアメリカでも一躍有名となった女優・栗山千明さんが登場するという豪華なキャスティングと、デザイナーがモデルをつとめるという今までにないコレクションにN.Y.のマスコミも大絶賛!!モデルとして、デザイナーとしてワールドクラスの輝きを放つ神田うのさんの感性がぎっしり詰まった「シェーナ・ドゥーノ」に今後もご期待ください!
